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心と体の科学

第13回 脳に記録された活動を目でみてみよう!

2011.5 vol.21

岡崎市立六ツ美学校の生徒さんが、マウスが運動した(脳が興奮した)時に、脳神経細胞に記録された
活動を緑色蛍光タンパク質を使って観察しました。

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★運動した後の、マウスの脳を観察する

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「未来の研究者」に夢をたくす  ー岡崎市立六ツ美中学校の生徒さんの感想ー

僕は今回、生理学研究所を見学させていただき、人間の脳のしくみの複雑さを知りました。人間の脳内の神経細胞が約1000億もあり、その中でも実際に使われるのはほんの僅かだということに驚きました。そしてその少ない細胞で体中に指令を送ったり物事を記憶できたりするのはすごいことだと思いました。またその細胞の数を蛍光タンパク質によって自分の目で確認できるような技術があることにも驚きました。「生理学」という学問は、人間の体をとても詳しく解明する最先端な学問だということがわかりました。
(2年 近藤俊太朗)

授業で口の中の細胞を見たことはありましたが、今回は脳の神経細胞を見ることができ、とても貴重な体験になりました。電子顕微鏡を使わなければ蛍光タンパク質は見られないと思っていましたが、200倍程度で見ることができるのに驚きました。遺伝子を組み換えたマウスは半年でできると言われたので数十年後にはもっとはやくできるようになるんでしょうか。将来は研究職につきたいと思っています。もし研究所で働く機会があれば、体のつくりやしくみについての研究をしてみたいと思いました。
(2年 浅井優作)

「国立研究所ってどういうところなのだろう」参加することを告げられた時に思った感想です。どんなところで、どんなことをするのか、期待でいっぱいでした。当日は、
トランスジェニックマウスと呼ばれる遺伝子を組み替えたマウスの脳を60ミクロンの薄さにスライスしたものを顕微鏡で観察するという、普段の生活では絶対に経験することができないことを体験させていただきました。私は、今回味わった感動を忘れずに、この貴重な体験を大切にしていきたいと思います。
(2年 小椎尾菜摘)

理科があまり得意ではない私が生理学研究所にいくことになり、正直不安になりました。実際行ってみるとやはりわからないことだらけでした。説明を聞いても理解することができませんでした。でもマウスの脳を使った実験をやり、使ったタンパク質が緑色に光るのを見て、感覚的にですが分かった気がしました。理科が苦手な私でも実験はすごく楽しかったです。参加させていただいたおかげで体のしくみに興味が持て、とても良い経験になりました。これを機会にもっと積極的に実験に取り組みたいです。
(2年 平松紗恵)

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