番外編 せいりけん一般公開
2009.1 vol.7
せいりけん一般公開が、2008年11月1日に行われ、中学生200名が「心と体の不思議」を体験しました。




『未来の研究者』に夢をたくす
城北中学校2年 本澤 友里
いくつもある展示の中から、とても興味深く、心に残っているのは、マウスの脳を薄くスライスしたものを顕微鏡で見たところです。普段は絶対に見ることのできない脳の細胞を間近で見ると、こんなものが自分たちの脳の中にも入っているのかぁと不思議な気持ちでいっぱいになりました。また、目の錯覚のところでは、見えないものが見えたり、見えているものが消えてしまったり、ものが浮き出て見えたりと、普通ではありえない空間の中にいるみたいでとてもおもしろかったです。
このようにさまざまな体験をすることができました。まだまだ分からないこともいっぱいありますが、体験をしなければ分からなかったこともたくさんあったので、見学に参加してよかったなぁと思いました。ありがとうございました。
矢作中学校1年 中村 聡美
わたしが体験し見学したところで一番楽しかったのは「見て、感じて、考える脳」のコーナーです。いろんな錯覚が楽しめました。
一番始めにスクリーンで見た映像が本当に同じ色でびっくりしました。その後に粘土で錯視が見える物を作りました。研究所の方が「なるべく深いほうがいいよ。」といってくださったので私はなるべく深くしました。できあがった写真をひっくりかえすと、本当にへこんでいたところがでっぱって見えました。わたしはそんなことあるわけないだろうと思っていたので本当にびっくりしました。ほかにもさまざまな錯覚がありました。とても楽しかったです。そして、生理研の方々に感謝したいです。ありがとうございました。
矢作中学校1年 太田 悠斗
僕がおもしろいと思ったのは「温度ってどうやって感じるの?」コーナーのおもしろビデオと「新型顕微鏡でナノワールドの世界を見る」コーナーの昆虫の標本です。
最初のおもしろビデオの方はラットにとても辛い水を飲ませて「からい、からい」と言わせていました。かわいかったですが、少しかわいそうな気もしました。次の昆虫の標本の方では世界中の虫の標本がありました。気持ちの悪い虫がいたり、かっこいい虫がいたりしてとても興味深かったです。
自然科学研究機構に行ってとても楽しい経験ができました。
矢作中学校3年 橋本 孝文
この見学会で一番面白かったのは、日頃研究をしている研究者の方々と話ができたこと
でした。特に、緑色蛍光タンパク質について説明しているコーナーではどうやって生体内にタンパク質を配置するのかと言った、前から考えていた疑問や掲示物に関する細かい質問に答えてもらえました。また、他のコーナーでは電子顕微鏡を自分の手で動かせたことが大きな感動でした。他にも興味深いコーナーが多数ありましたが、時間の都合でまわりきることができませんでした。今度は弁当持ちで長い時間見学してみたいと思いました。
矢作中学校3年 高木 柚香里
私は理科が好きです。特に2分野の動物やヒトには興味があります。生理学研究所の一般公開があるということを理科の授業で知り、楽しみにしていました。
見学にいってからは私も友達も驚くことばかりでした。私が一番興味深かったのは最初の講座の中にもあった「見て感じて考える脳」というコーナーでした。白と黒の写真に色がついて見えたので、本当に色がついているのではないかとさえ思ってしまいました。他にも白黒のコマをまわすと色々な色が見えたり、止まっている絵なのに飛び出すように見えてきたりなど、どれも信じられないことばかりでした。最初、私は「目と脳で見て考えれば、そんなにだまされることはないだろう」なんて思っていたけれど、それは間違いだったと言う事が分かりました。自分の脳はこんなにもだまされているんだと、改めて実感しました。研究者の方たちもみんな親切に説明をしてくださって、とてもわかりやすかったです。
普段の生活ではできない貴重な体験をさせてもらいました。私は理科をもと詳しく勉強して、目や脳の不思議が少しでも多く分かるといいなという気持ちになりました。今回の一般公開に参加できて、色々な勉強ができて良かったです。また一般公開があれば、ぜひ行きたいです。
矢作北中学校2年 森本 峻行
緑色蛍光タンパク質については、見学前から興味がありました。実際に見てみると、とてもきれいに緑色に輝いていたので驚きました。これが自然界のクラゲから発見されたと思うと感動しました。テレビでは、ノーベル賞の関係で何度か見ていましたが、本物をみることができてうれしかったです。
- 「第19回 特別講演 「脳は不思議がいっぱい!」」2012.9 vol.29
- 「第18回 脳の中の神経細胞を見てみよう!」2012.5 vol27
- 「第17回 ヒトの体から出ている電気を測ってみよう」2012.3 vol26
- 「第16回 遺伝子改変技術の世界をのぞく!」2012.1 vol.25
- 「第15回 温度ってどやって感じるの?」vol. 23
- 「第14回 ヒトの脳とこころの関係を画像で迫る!」2011.7 vol.22
- 「第13回 脳に記録された活動を目でみてみよう!」2011.5 vol.21
- 「第12回 ヒトはどのように色を見ているのか」2011.1 vol.20
- 「第11回 超高圧電子顕微鏡でみるミクロの世界」2010.11 vol.18
- 「第10回 人の体と脳」2010.9 vol.17
- 「第9回 盲点の不思議と脳の適応性を体験」2010.7 vol.16
- 「番外編 中学生記者のせいりけん探訪~脳の不思議が知りたい!~」2010.5 vol.15
- 「第8回 脳の神経細胞を見てみよう」2010.3 vol.14
- 「第7回 神経の形とつながりを知ろう」2009.11 vol.12
- 「第6回 脳と機械をつなげる技術 筋肉の電気信号で義手を動かす」2009.9 vol11
- 「第5回 マウスのDNA鑑定をやってみよう!」2009.7 vol.10
- 「番外編 光る生物の不思議」2009.5 vol.9
- 「第4回 糖尿病とインスリン」2009.3 vol.8
- 「番外編 せいりけん一般公開」2009.1 vol.7
- 「第3回 『細胞』の大きさの不思議」2008.11 vol.6
- 「第2回 目が見える仕組み」2008.9 vol.5
- 「第1回 動く"細胞"の不思議」2008.7 vol.4