生理学研究所の研究者や職員が中心的な役割を果たしている国内外の学際的研究プロジェクト等を紹介します。
日米科学技術協力事業は両国政府間の協定にもとづいて1979年から行われている事業であり、このうちの「脳研究」分野は平成12年度(2000年)に開 始されました。日本側が生理学研究所、米国側はNIH傘下の神経疾患卒中研究所(NINDS)が担当機関となって両国研究者の協力事業を支援しています。
URL:https://www.nips.ac.jp/jusnou/
日本では、ヒト脳の理解に直結するという点から、霊長類の脳の対象とした研究を中心とすること、認知症やうつ病などの脳疾患と神経ネットワークとの関係を明らかにするために、基礎と臨床が密接に協力することが必要であること、などを柱とした研究提案が取りまとめられ、「革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト」が2014年度から始まりました。本プロジェクトは全国の様々な研究拠点の協力により実施されます。生理学研究所は、技術開発個別課題の代表研究機関業務主任として、郷 康広特任准教授と南部 篤教授が参画している他、定藤 規弘教授や吉田 正俊助教がプロジェクトに関わっています。
生理学研究所(大学共同利用機関)は、玉川大学脳科学研究所(社会神経科学研究拠点)、同志社大学赤ちゃん学研究センター(赤ちゃん学研究拠点)、昭和大学発達障害医療研究所(発達障害研究拠点)とともに、ヒトの発達と社会性に関する学術分野において相互の連携を深め、関連分野の学際研究の推進ならびに共同研究環境の整備を通じて、学術および科学技術の振興と次世代を担う若手人材の育成に貢献することを目指しています。
南部 篤教授を代表に組織されています。
URL:https://www.nips.ac.jp/oscillology/
狩野 方伸客員教授を代表に組織されています。
URL:https://www.nibb.ac.jp/abis/
URL:https://www.nips.ac.jp/cooperation/casestudy/2023/tc.html
本研究会は、大学、高等専門学校及び研究機関等における医学、生物学、工学分野の技術職員が、業務遂行上の技術的問題や些細な疑問点、失敗事例の集積、実 験施設や機器の管理・運営問題等の討論を通して、研究および教育活動に寄与するとともに、技術ネットワークの拠点形成を行うことを主旨としています。
URL:https://www.nips.ac.jp/giken/
医学生理学の技術トレーニングを生理学研究所にて夏期に集中しておこなう若手研究者育成プロジェクトです。
URL:https://www.nips.ac.jp/training/2023/
生理学研究所で培われた実験技術等のデータベースです。
URL:https://www.nips.ac.jp/tech/ipr/