自然科学研究機構生理学研究所は、ウズベキスタン国タシュケント市にあるウズベキスタン科学アカデミー生理学・生物物理学研究所(IPB)との間で5年間の国際学術交流協定を10月5日に締結しました。協定に基づき両研究所は、共同研究の推進、研究者や学生の交流、学術情報・資料の交換などを行っていきます。
IPBは1985年に設立され、約80名の研究者によって生理学と生物物理学に関する多彩な研究活動を行っています。IPBはウズベキタン国立大学と強い連携関係を結んでおり、同大学の生理学教室と生物物理学教室としての役割も果たしています。現在は、同大学などから受け入れた約35名の大学院生・学部学生を研究指導・教育しています。また、IPBはウズベキタン生理学会の運営を主催しています。
生理研とIPBは、1995年以来、岡田泰伸教授(現所長)とRavshan SABIROV教授の間で行われてきた共同研究を中心に、種々の学術交流を行って来ましたが、本協定の締結によって更に両研究所の連携を強化し、共同研究の更なる推進に加え、若手研究者や大学院生受入を促進し、生理研が有する最先端研究技術データベースとIPBが有する中央アジア植物相由来生物活性化学物質データベースを交換することを計画しています。
協定書(和文・英文)を持つIPB所長Pulat USMANOV教授