文字サイズ :
HOME >  研究活動 >  心理生理学研究部門

研究活動

Research

心理生理学研究部門

研究部門HP

研究部門メンバー

非侵襲的機能画像を用いた高次脳機能の研究

 認知,記憶,思考,行動,情動,感性などに関連する脳活動を中心に,ヒトを対象とした実験的研究を推進している。脳神経活動に伴う局所的な循環やエネルギー代謝の変化をとらえる脳機能イメーシングと,時間分解能にすぐれた電気生理学的手法を統合的にもちいることにより,高次脳機能を動的かつ大局的に理解することを目指している。機能局在と機能連関のダイナミックな変化を画像化することにより,感覚脱失に伴う神経活動の変化や発達および学習による新たな機能の獲得,さらには社会能力の発達過程など,高次脳機能の可塑性に迫る。現在,個人間の社会的相互作用のメカニズムの解明へ向けて、2個体同時計測(3Tesla)MRIと超高磁場(7Tesla)MRIを有機的に組み合わせることを進めている。

 

2020sadato-1.jpg

幸福感の神経基盤
幸福感には、幸福であるという持続的な肯定的評価(持続的な幸福)と、ポジティブな出来事に直面した時に発生する一時的な肯定的感情(一時的な幸福)という二面性があり、これらは互いに強化しあう関係がある。幸福の二側面が共通の神経基盤(吻側前部帯状回)を持ち、持続的な幸福はその体積に、一時的な幸福はポジティブな出来事を想起している最中の神経活動に関係していることを明らかにし、幸福のトレーニング可能性を示した

 

 

2020sadato-2.jpg

協力の神経基盤
協力のメカニズム解明には二人組の協力行動や脳活動を同時に計測・画像化する手法が必須である。そのような手法(hyperscanning fMRI)を開発し、右側頭頭頂接合部が他者との協調に重要であることを発見した(北海道大学・阿部匡樹准教授らとの共同研究)

 

代表的な論文情報

*Matsunaga M et al. Neuroimage 134:132-141 (2016)
*Abe MO et al. Neuroimage 191:150-161(2019)
セミナー情報、スケジュール

生理学研究所でのセミナーの最新情報などをご案内しています