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研究部門メンバー
電子顕微鏡観察の支援
電⼦顕微鏡室は,⽣理学研究所と基礎⽣物学研究所の共通実験施設です。各種電⼦顕微鏡,試料作製のための機器,電⼦顕微鏡で取得したデジタルデータの編集・加工に必要な機器が整備され,電⼦顕微鏡観察の⼀連の作業工程を進めることができます。汎用電子顕微鏡として,透過型電子顕微鏡(JEOL JEM1010, Hitachi HT-7700),走査型電子顕微鏡(Zeiss ΣIGMA)を備えており,これらを用いて組織、細胞、高分子の微細形態の観察を行うことができます。また,試料作製のためのウルトラミクロトーム(Leica UC7),凍結割断 / フリーズエッチング装置(BAL-TEC BAF060),凍結置換固定装置(Leica EM-AFS),真空蒸着装置(JEOL JEE-420),臨界点乾燥装置(Hitachi HCP-2), イオンコーター(JEC-3000FC)などを備えています。電子顕微鏡観察および試料作製のためのインストラクションも随時行っています。2013年より,細胞構造の三次元形態解析ができる連続ブロック表面走査顕微鏡(SBF-SEM; Gatan 3view - Zeiss Σ IGMA/VP & MARLIN;図 1), アレイトモグラフィー SEM(Zeiss ATLAS5)が導入され, 画像解析ソフトウェアを用いて微細構造の三次元再構築を行っています。特に SBF-SEM は多くの共同研究に使用されています。

図1 連続ブロック表面走査型電子顕微鏡(SBF-SEM)Gatan 3view - Zeiss Σ IGMA/VP

図2 2kx2k CCDカメラを搭載した透過型電子顕微鏡(Hitachi HT-7700)