Research

研究活動

研究力強化戦略室

研究部門メンバー

研究力強化促進事業

 世界水準の優れた研究活動を行う大学群を増強し,我が国全体の研究力の強化を図るため,大学等による研究マネジメント人材(リサーチアドミニストレーター,URA)群の確保や集中的な研究環境改革等の研究力強化の取組の支援を目的に2013年度に文部科学省が「研究大学強化促進事業」を公募し,全国で20大学と3大学共同利用機関が採択されました。
 そのうちの一つが自然科学研究機構であり,機構本部に研究力強化推進本部が置かれました。本事業における自然科学研究機構の目的は「国際共同研究を通じて世界最高水準の自然科学研究の推進」と「世界最先端の共同利用・共同研究環境を用いた我が国の大学等の研究力強化への寄与」であり,これらの目標を達成すべく5研究機関には研究力強化戦略室が設置されました。生理学研究所では,生理研所長に直属し,2024年度は、副所長(久保義弘教授)が室長,研究総主幹(磯田昌岐教授)が副室長を務め,多角化する生理学研究所の運用の効率化,国際化、男女共同参画、産学連携等の更なる推進に向けた具体的な研究戦略を企画する活動を行っています。
 生理学研究所の研究力強化戦略室には,以下の7つの担当を設置しています。①企画調査担当(久保義弘教授),②評価担当(磯田昌岐教授),③実験動物担当(西島和俊教授),④広報担当(北城圭一教授),⑤国際連携担当(久保義弘教授),⑥男女共同参画担当(吉村由美子教授),⑦産学連携担当(北城圭一教授)。さらに専門職員として,浦野徹特命教授(実験動物担当),丸山めぐみ特任准教授(評価担当),西尾亜希子特任助教(広報担当),本多結城子特任助教(産学連携担当),山根到特任研究員(実験動物担当),上原優子特任研究員(評価担当),内山千保美特任専門員(広報担当),岡安友美特任専門員(国際連携担当)を配属しています。
 特に,国内外の研究動向調査に基づく新たな生理学研究所の研究戦略の設定,改築された動物資源共同利用研究センターにおける共同利用研究の推進,企業との産学連携研究の推進,および生理学研究所での研究成果や取り組みを中心に,研究者コミュニティーや一般市民に向けたアウトリーチ活動を推進しています。
 2022年度で、10年間続いた文部科学省の「研究大学強化促進事業」が終了したため、2023年度からURA職員の雇用経費等を内在化して活動を継続しています。生理学研究所では厳しい財務状況にありますが、既に研究所の活動にとって不可欠な存在となっているURA職員の雇用を維持し、一層の研究力強化に努めたいと考えています。


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