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認知行動発達機構研究部門

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社会的認知機能のシステム的理解

 社会的認知機能の神経基盤の解明を目指す、いわゆるソーシャル・ニューロサイエンスに研究者の関心が集まっています。高度に発達したヒトの“社会的なこころ”の神経メカニズムを理解するにはヒトを対象とした研究が重要ですが、同時に神経活動の直接的な計測および操作が可能な実験動物、特にヒトと近縁で、相同の脳構造・機能をもつ非ヒト霊長類動物を用いた実証研究も同様に重要です。社会的認知機能―特に自己と他者の行動情報に基づく意思決定と行動制御―のシステム的理解を目指して、二頭のマカクザルを同時に用い、自己と他者の認知下に互いの行動情報を処理する社会的認知・行動タスクの開発をおこなうとともに、電気生理学的な手法を用いてタスク遂行中の脳活動を神経細胞レベルから大域的神経回路レベルまでの異なる粒度で解析しています。また、ウイルスベクターを用いた神経路選択的な活動操作を組み合わせて、標的神経路の機能解明を目指した因果的検討もおこなっています。さらに、社会的認知機能のゲノム基盤の解明に向けて、標的遺伝子に変異をもつマカクザル個体を対象とした認知ゲノミクス研究を進めています。

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社会的認知機能の神経メカニズム解明を目指した複数脳領域からの神経活動多点同時計測
 

代表的な論文情報

*Isoda M (in press) Annu Rev Neurosci
*Ninomiya T et al (2020) Nat Commun 11: 5233
*Noritake A et al (2020) Proc Natl Acad Sci USA 117: 5516-5524
*Noritake A et al (2018) Nat Neurosci 21: 1452-1462
*Yoshida K et al (2016) Sci Adv 2: e1600558
*Yoshida K et al (2012) Nat Neurosci 15: 1307-1312
*Yoshida K et al (2011) Curr Biol 21: 249-253
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