コミュニティを支える3つの取組を推進
先端バイオイメージング支援プラットフォームと「次世代脳」プロジェクト
学術研究支援室では、生理学研究所のミッションの一環として、以下の4つの事業の運営を進めています。
●先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS)
2022 年度より開始された学術変革領域研究(学術研究支援基盤形成)のひとつである,ABiS の運営事務局を担当しています。ABiS は,生理学研究所と基礎生物学研究所が中核機関を担う,各種顕微鏡や MRI に よる先端的イメージング観察・画像解析技術支援プラットフォームです。研究所本体が進める共同利用研 究と相補的な取組として,全国の連携機関とネットワークを構成し,オーダーメイド型の支援を行います。 2016 年度から 2021 年度まで実施されてきた先行事業で培ったコミュニティの結束を継承し,革新的なイメージング技術を提供す ることで,我が国の生命科学研究の推進をサポートします
●脳神経科学統合プログラム(脳統合)
2023年度より開始された日本医療研究開発機構(AMED) 脳神経科学統合プログラム(脳統合)の中核拠点の分担研究機関として,生理学研究所が参画いたしました。脳統合は,基礎と臨床の連携やアカデミアと産業界の連携の強化により,これまでの革新技術・研究基盤の成果を発展させ,脳のメカニズム解明等を進めるとともに,数理モデルの研究基盤(デジタル脳)を整備し,認知症等の脳神経疾患の画期的な診断・治療・創薬等シーズの研究開発を推進するプログラムです。当室は,脳科学研究の国際対応およびヒト脳画像データベース構築に関する業務を担います。
●スピン生命フロンティア(Spin-L)
2023 年度に、文部科学省共同利⽤・共同研究システム形成事業「学際領域展開ハブ形成プログラム」の『スピン⽣命フロンティアハブ』が開始されました。本プロジェクトは分⼦・⽣命・⽣理科学が融合した次世代新分野創成のためのスピン⽣命科学コアの創設を目的としています。当室は,分⼦研、⽣命創成探究センターと密な連携を図りつつ、運営事務局機能を担います。