日 時 | 2008年01月17日(木) 16:30 より 18:00 まで |
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講演者 | 坂場 武史 先生 |
講演者所属 | マックスプランク生物物理化学研究所 |
お問い合わせ先 | 井本 敬二 (神経シグナル 5886) |
要旨 |
Ca依存性の神経伝達物質放出機構の電気生理学的解析は、形態的に大きな神経終末を持つグルタミン酸作動性シナプスをモデルとしておこなわれてきた。一方で形態的に小さなシナプス終末における伝達物質放出に関しては不明な点が多く、中枢シナプス伝達特性の多様性がどのようなメカニズムによっているのかはわかっていない。小さな終末における伝達物質機構を解析するため、シナプス前細胞にケイジドCaを導入することで終末内のCa濃度を任意に操作することを試みた。この方法を小脳のbasket cellシナプスに適用した結果、シナプス小胞プールのダイナミクスがグルタミン作動性のモデルシナプスとは異なることがわかった。 |