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セミナー詳細

2008年10月10日

1度創って5度おいしいマウス

日 時 2008年10月10日(金) 12:20 より 13:00 まで
講演者 田中 謙二 先生
講演者所属 生理学研究所 分子神経生理研究部門
お問い合わせ先 窪田芳之 (大脳神経回路論)
要旨

心中しても良いと思った遺伝子に出会ったとする。その遺伝子の機能をin vivoで知る衝動にかられるだろう。その際には、gain of function study、loss of function studyを立ち上げ、そこから表現型を絞り出そうと試みる。ではどうやってGOF、LOFを行うか。予算、スペース、時間、使う動物、、様々な要素が頭を駆けめぐり、はじめの情熱が冷めてくることが殆どだ。今回お話しする遺伝子改変マウスは、straight knock out, Cre-mediated conditional rescue, tTA-mediated ectopic expression, tTA-mediated overexpression, tTS-mediated reversible knock outという5種類の遺伝子修飾を可能にする。マウス作製に2年近くを要するが、出来てしまえばかなりおいしい。それでも心中できないときは、、、出会いが悪かったと結論される。