日 時 | 2009年02月20日(金) 14:30 より 15:30 まで |
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講演者 | 渡邉 大 教授 |
講演者所属 | 京都大学大学院生命科学研究科 |
お問い合わせ先 | 伊佐 正 (認知行動発達機構) |
要旨 |
我々ヒトは、様々な動作コンポーネントから構成される複雑な行動シーケンスを後天的に獲得する。passeriformesに属する鳥類(songbird)は、複数のシラブル(音素コンポーネント)から構成される音声シーケンスを模倣学習のプロセスを経て獲得し、 生涯にわたって維持することが出来る。songbirdの音声制御 系神経回路が哺乳類の大脳ー基底核と相同な神経回路により構成されることから、これらの鳥類は後天的な行動シーケンス獲得・制御の中枢神経機構を理解する上で魅力的なモデルを提供する。また分子生物学的、分子遺伝学的手法を含め様々なアプローチがsongbirdを対象とした研究で展開しつつある。最新の知見について紹介したい。 |