日 時 | 2010年10月27日(水) 12:20 より 13:20 まで |
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講演者 | 森琢磨 助教 |
講演者所属 | 神経分化研究部門 |
お問い合わせ先 | 立山充博(神経機能素子研究部門) |
要旨 |
大脳皮質の神経情報処理を理解するためには、多様な神経細胞の生理学的・解剖学的特長を解明すると同時に、それらの神経細胞がどのように結合しているかを明らかにする必要がある。シナプス結合する神経回路を解析する手法として、複数の電極を用いた電気生理学やWGAによるトレース法が用いられてきた。本セミナーでは、新たに開発された、遺伝子改変ウイルスベクターを用いた越シナプス神経回路トレース法について紹介する。更に、単に神経細胞を可視化するだけでなく、神経活動のモニターや人為的操作を可能にするウイルスベクターの開発およびその利用法についても併せて紹介したい。これらのツールは、視覚系に限らず様々な神経回路網のより詳細な理解に貢献することが期待される。 |