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セミナー詳細

2011年08月03日

神経軸索の活動電位によるミエリンベーシックプロテインの局所発現の制御

日 時 2011年08月03日(水) 17:00 より 18:30 まで
講演者 Dr. Hiroaki Wake
講演者所属 Nervous System Development & Plasticity Section National Institutes of Health
お問い合わせ先 鍋倉淳一(内線 7854)
要旨

神経軸索の周囲のミエリンの形成は細胞間の結合・シグナルによって形成される。 ミエリンは軸索内の神経伝達を50倍まで高めることができるため、感覚認知の情報処理に非常に重要な役割を持つ。しかしながら神経活動がどのよう にこのミエリンの形成に関与するかは不明のままであった。今回われわれは、神経前終末とオリゴデンドロサイト前駆細胞間の結合(広義のシナプス) を定義し可視化した後、この結合がどのようにミエリン化される軸索の選定にかかわるかを、もっとも重要なミエリン関連タンパクであるミエリンベー シックプロテインの局所タンパク発現を可視化することにより明らかにした。