日 時 | 2011年11月10日(木) 12:20 より 13:20 まで |
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講演者 | 田邊宏樹 先生 |
講演者所属 | 心理生理学研究部門 |
お問い合わせ先 | 石橋 仁(生体恒常機能発達機構研究部門) |
要旨 |
ヒトの社会は遺伝的に無関係な個体の間での役割分担と共同により成立している。このような 社会にあって円滑なコミュニケーションが出来ることはきわめて重要であり、近年その神経基盤 の解明が進んでいる。しかし、これまでは社会的事象に対する個々の脳の働き(社会的認知)に 関する研究が多く、リアルなコミュニケーション場面での視線や脳活動を計測する研究は、装置 上の制約や困難性・解析手法の複雑さなどからほとんどなされてこなかった。そこで我々心理生 理学研究部門では、二台の機能的MRI同時計測系(dual functional MRI system)を立ち上げ、 「視線のやりとり」を社会的インタラクションの例として、その神経基盤の解明を目指し研究を 行っている。今回のセミナーでは、福井大学と共同で開発した二台のMRIそれぞれに被験者が入 った状態でリアルタイムにお互いの目を見られるシステム(prototype dual fMRI system)を用 いた見つめ合いおよび共同注意の神経基盤について、 防災訓練が11月10日になれば、開催時間を 12:00-12:50 に変更します。 |