日 時 | 2012年04月13日(金) 16:00 より 17:00 まで |
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講演者 | 尾関宏文 先生 |
講演者所属 | 理研・脳科学総合研究センター(津本研) |
お問い合わせ先 | 生体恒常機能発達機構研究部門 鍋倉淳一(内線 7851) |
要旨 |
視覚野ニューロンが示す方位選択性形成における抑制の役割は、方位チューニン グをシャープにするのではなく、ネットワーク全体の興奮性を調節する と考え られている。同様の興奮と抑制の関係は、視覚野ニューロンが示す受容野周囲抑 制についても見出されている(Ozeki et al., 2009)。そこで、興奮と抑制のバ ランスを生み出す神経回路を説明し、現在進行中の2つのプロジェクトについて 報告したい。 1)興奮と抑制の各入力が個々のニューロンの樹状突起上にどのように分布する かを調べるin vivo カルシウムイメージングと、2)チャネルロドプシンを発現 した遺伝子改変マウスを用いて興奮と抑制のバランスを操作する実験について、 基礎データとともに 概説する。 |