日 時 | 2016年01月05日(火) 15:00 より 16:00 まで |
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講演者 | 小林尚玄先生 |
講演者所属 | University of Minnesota, Assistant Professor |
場 所 | 生理研棟1階講義室 |
お問い合わせ先 | 福永雅喜(心理生理学研究部門) |
要旨 |
近年のMRIハードウェア技術の進歩および新たなパルスシークエンスの開発により、radial MRI撮像法がより一般的になりつつある。Radial MRIの一番の利点は、エコータイム(TE)を極端に短く設定できることであり、それにより、肺や骨のようなこれまでMRIによる撮像が困難であった組織の画像化が可能となる。加えて、radial MRIでは、k空間の中心領域を繰り返しデータ収集するため、動きによるアーチファクトの低減や比較的容易なself-gatingの利用等の利点もある。本講演では、radial MRIの長所・短所を説明すると共に、ヒト用7Tおよび動物実験用9.4Tの高磁場MRI装置によって得られたradial MRI画像および撮像法を紹介する。 |