日 時 | 2017年02月23日(木) 12:00 より 12:30 まで |
---|---|
講演者 | 木村梨絵先生 |
講演者所属 | 生理研視覚情報処理研究部門 |
場 所 | 山手 3号館2階共通セミナー室 |
お問い合わせ先 | 村越秀治(生理研・多光子顕微鏡室 #7857) |
要旨 |
頭部固定のラットに特定の方向の縞刺激(縦縞)が提示されるとレバーを押し、別の縞刺激(横縞)が提示されるとレバーを引くという視覚弁別誘発性の運動課題を学習させた。その後、視覚刺激のコントラストの違いによって課題の難易度を変えた。この課題遂行中のラットの一次視覚野の多細胞の発火活動を多点電極にて記録したところ、麻酔下で観察されるような、コントラストが高いときに活動が強くなる単純な線形性を示す細胞のみならず、コントラストが低く、難易度が高いときに活動が強くなる細胞も観察された。本セミナーでは、プレリミナリーなデータを含む研究成果を紹介し、視覚弁別の神経メカニズムについて議論したい。 |