Research

研究活動

セミナー詳細

2017年05月09日

回路のダイナミクスをリカレント情報量最大化で理解する

日 時 2017年05月09日(火) 17:00 より 18:00 まで
講演者 田中琢真先生
講演者所属 滋賀大学データサイエンス学部 准教授
場 所 生理学研究所(明大寺地区)1F大会議室
お問い合わせ先 鍋倉 淳一 (生体恒常性発達研究部門,tel:7851)
要旨

大脳皮質のスライス培養では、発火のシーケンスや、発火細胞数が特徴的な分布に従う神経雪崩(neuronal avalanche)が見られる。また、皮質感覚野では様々な特徴選択性を持った細胞が出現することも知られている。これらは無関係な現象のように思われるが、神経回路の情報の保持能力が高くなるような結合を作っていると仮定すると統一的に説明できる。
余裕があれば最近取り組んでいる、出現確率の高い回路によって課題実行中の運動野を再現するモデルも取り上げる。