日 時 | 2018年08月29日(水) 15:00 |
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講演者 | 亀山 正樹 先生 |
講演者所属 | 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科・名誉教授 |
場 所 | 生理学研究所(明大寺地区)1階 セミナー室 |
お問い合わせ先 |
神経機能素子研究部門 久保義弘 ykubo(a)nips.ac.jp |
要旨 |
Cav1.2型Caチャネルは、神経組織や心筋、平滑筋など全身に広く分布して、細胞機能に重要な役割を果たしている。同チャネルには、Ca依存性増強(CDF)とCa依存性不活性化(CDI)という2つのCa依存性調節機構があり、その両者にカルモジュリン(CaM)が関与するが、その分子機構には色々なモデルが提案されている状況で、未だ統一見解がない。我々は、2分子のCaMがチャネルに結合して、それぞれがチャネル活性の増強と不活性化を起こすというモデル(2CaM仮説)を提唱しているが、一般的に認められるに至っていない。本セミナーでは、これらCaチャネルのCaMによる調節研究の現状と展望を解説したい。 |