日 時 | 2018年12月12日(水) 16:00 より 17:00 まで |
---|---|
講演者 | 山口 裕嗣 博士 |
講演者所属 | スタンフォード大学、博士研究員 |
場 所 | 生理学研究所(明大寺地区)1階 大会議室 |
お問い合わせ先 | 吉村由美子(視覚情報処理研究部門、7731) |
要旨 |
動物が示す能動的な低体温・低代謝状態をtorpor (休眠)といい、冬季にtorporに入ることを冬眠という。torporは鳥類、げっ歯類、霊長類を含めた恒温動物で幅広く保存された行動であるが、どのようにして動物がtorporに入るのかそのメカニズムは不明である。一方、モデル生物として広く用いられるC57BL/6マウスを寒冷環境で絶食させるとdaily torpor (日内休眠)と呼ばれる一時的なtorpor状態に入る。本セミナーでは、C57BL/6マウスにおいてdaily torporを制御する脳視床下部の神経回路に関する我々の新しいデータを紹介する。また本セミナーでは我々が立ち上げたCRISPR/Cas9システムを利用してマウス成体脳で細胞種特異的に任意の遺伝子を効率よくノックアウトする技術についても紹介する。
参考文献
|