日 時 | 2019年04月10日(水) 14:00 より 15:00 まで |
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講演者 | 大橋 一徳先生 |
講演者所属 | 国立精神神経医療研究センター・神経研究所・疾病研究第三部・流動研究員 |
場 所 | 生理学研究所(明大寺地区) 1F:セミナー室A・B |
お問い合わせ先 | 北城圭一 (神経ダイナミクス研究部門 kkitajo@nips.ac.jp) |
要旨 |
脳は特定のタスクや外部刺激がなくとも常に活動している。この活動は自発活動と呼ばれ、全脳から細胞レベルまで脳内の様々なスケールで観測されている。特に細胞集団レベル以上の解像度で自発活動を計測した場合、機能コラムや脳領野といった脳内で特定の情報を処理する機能構造と一致した同期活動が出現することが報告されている。また、生まれた直後から存在しており、外部環境に応じて活動パターンを変化させる。これらの事実は、自発活動が外界の知覚や行動に関わる情報処理過程に影響することを示唆している。今回の発表ではネコとマウスを用いた、コラムと領野レベルの自発活動に焦点を当てる。 |