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研究活動

セミナー詳細

2026年04月10日

脳オルガノイドを用いたヒト神経回路の構築手法と機能解析の開発

日 時 2026年04月10日(金) 15:00 より 16:00 まで
講演者 池内与志穂 教授
講演者所属 東京大学生産技術研究所
場 所 生理学研究所 1Fセミナー室A/B Zoom
お問い合わせ先 北城圭一(神経ダイナミクス研究部門)
要旨  脳オルガノイドは、ヒト脳の発生や神経回路機能を体外で調べるための有望なモデルである。しかし、現状のオルガノイドには様々な課題があり、より良い組織の開発が必要である。本研究では、複数の脳オルガノイドを軸索束によって接続し、単一オルガノイドよりも豊かなネットワーク特性をもつ培養神経回路を構築した。電極アレイを用いた計測により、接続されたオルガノイド群では自発活動の複雑化が観測され、活動伝播の制御が可能になった。さらに、異なる入力を繰り返し与えることで、ネットワーク応答や出力の識別性が変化し、入力依存的な機能変化が示唆された。これらの結果は、脳オルガノイドはネットワーク化することで神経回路の構成原理や可塑性を探る新たな実験基盤となることを示している。