文字サイズ :
HOME >  研究活動 >  生体恒常性発達研究部門

研究活動

Research

生体恒常性発達研究部門

研究部門HP

研究部門メンバー

発達期および病態における神経回路再編成機構の解明
 —2光子顕微鏡を用いた生体イメージングと電気生理学的解析−

   発達、学習、脳障害回復期にみられる運動・感覚・認知などの脳機能表現の変化の背景として、神経回路の長期的再編成があげられます。本研究室では、我々が高度化を推進している多光子励起顕微鏡による生体内微細構造・機能の長期間観察法を軸に、生きた個体の脳を可視化し、神経回路の再編過程の制御機構を明らかにすることを目的としています。その中で発達・学習・ストレス・障害などで表出される感覚・認知・行動の変化と神経回路変化の相関を同じ個体で評価し、その原理を解明します。近年、グリア細胞は神経回路の恒常性を維持する要素として着目されてきました。しかしながら、生体脳におけるグリアの生理的機能やその破綻により生じる疾患は未だ多くは知られていません。グリアの生理的新機能にせまるべく、大脳皮質においてグリアがどのような機序で神経活動の変化をもたらすかを描写し、光遺伝学・遺伝子改変技術や開発中の多点同時光刺激技術を用いて神経細胞・グリア細胞活動を操作することによって神経回路活動およびグリア細胞によるシナプス再編の制御の解明を行っています。

 

慢性疼痛モデルマウスにおける、大脳皮質1 次体性感覚野のシナプス可塑性の亢進

2017nabekura1_jpn.jpg

 

 

発達期ミクログリアの接触によるシナプス形成の促進

2017nabekura2_jpn.jpg

 

代表的な論文情報

*Cortical astrocytes rewire somatosensory cortical circuits for peripheral neuropathic pain.
Kim SK, Hayashi H, Ishikawa T, Shibata K, Shigetomi E, Shinozaki Y, Inada H, Roh SE, Kim SJ, Lee G, Bae H, Moorhouse AJ, Mikoshiba K, Fukazawa Y, Koizumi S, Nabekura J. J Clin Invest. 2016 May 2;126(5):1983-97.
*Microglia contact induces synapse formation in developing somatosensory cortex.
Miyamoto A, Wake H, Ishikawa AW, Eto K, Shibata K, Murakoshi H, Koizumi S, Moorhouse AJ, Yoshimura Y, Nabekura J.
Nat Commun. 2016 Aug 25;7:12540.
セミナー情報、スケジュール

生理学研究所でのセミナーの最新情報などをご案内しています