| 2023年度 社会連携トレーニングコースのご案内 |
|
社会連携トレーニングコースを立ち上げました!
|
詳細はこちら|
概要 本コースでは、多岐にわたる研究に用いられるマウスを対象とした実習を行います。 1日目は「基本的手技」を1日かけて実習します。14の実験手技の中から、受講者のニーズが多いものを事前に伺い、実習内容をカスタマイズします。既にマウス実験を行っている方にとっても、新しい手技を身につけたり、現在使用している手技を確認・見直す機会としてご利用いただけます。 2日目~4日目は、遺伝子改変や薬物投与の影響を調べるために欠かすことのできない学習・記憶行動解析について、基礎的な実習を行います。3日間のコースとして4種類の行動解析を行うスケジュールを組んでいますが、特定の日のみの参加も可能です。また、これら以外に、受講者の希望の多い行動解析を実習に加える、あるいは組み換えることも可能です。 |
実験マウスの基本的な取り扱いを学びたい方
マウスの実験手技や行動解析について学び直したい人
これから学習・記憶に関わる行動解析を始めたいと考えている方
実習を受けたマウスの手技
実習を受けた行動解析テストの実施・解析方法
詳細はこちら|
概要 げっ歯類(マウス)、霊長類(サル)を用いた慢性実験の実習コースです。覚醒下の実験動物に様々な課題を遂行させ、その際の神経活動を記録・解析する手法(慢性実験)は、神経回路が実際に生体内でどのように働いているのかを解明する強力な手段です。覚醒下記録は主に霊長類を用いた実験手技として発達・洗練されてきたのですが、げっ歯類にも応用可能で、特に遺伝子改変動物を用いたin vivo記録は、物質と行動との間をつなぐ重要なステップです。
このような実験技術は各研究室で手から手へと受け継がれることが多く、体系立てて習得する機会が少ないのが現状です。丁寧に基本的な所から実習を行いますので、慢性実験を始めようとされている方は、ぜひこの機会をご利用ください。
|
覚醒下記録を始めたばかりの方
慢性実験をこれから始めようとする方
実験動物の基本的な取り扱いを学びたい方
神経活動記録について知りたい方
疾患モデル動物から記録をしたい方
実験動物からの神経活動記録に必要な基本的技術
マウス、サルなどの扱いに関する基本的技術
詳細はこちら|
概要 本コースでは、パッチクランプ実験の原理を理解すると共に、スライスパッチクランプ法を自身の研究目的に即して実際に適用できるようになることを目標とした実習を行います。主な実習可能な内容としては、「マウスやラットの脳スライス標本の作製」「current clamp法ならびにvoltage clamp法を用いた神経細胞の発火活動やシナプス電流の記録」「データの解析方法の概説」「バイオサイチン染色法」「チャネルロドプシン光刺激法」等があります。実習内容の詳細は、受講者が決まってから別途打ち合わせを行って調整していきます。 |
スライスパッチクランプ法を新たに導入することを考えている方
パッチクランプ実験で特に習得したい実習内容がある方
パッチクランプ実験の原理の理解
実験用セットアップの構築
スライスパッチクランプ法を各自の研究目的に即して実際に適用できることを目指します
自社で今、必要な技術を集中して受講することも可能です
詳細はこちら|
概要 クライオ電子顕微鏡によるタンパク質の構造解析を、実際の操作を通して習得するコースです。 自然科学研究機構のクライオ電子顕微鏡施設は、2022年3月に構造生命科学分野における世界でも最先端レベルの設備として300kVクライオ電子顕微鏡(TITAN Krios G4, TFS社)とクライオ電子線トモグラフィー試料作製装置(Aquilos2, TFS社)を導入しました。 本コースでは実際にこれらの装置を用いて、一通りの体験ができる構成にしています。1日のみの参加も可能ですが、クライオ電子顕微鏡の利用をご検討の方は4日間の参加をお勧めします。 |
クライオ電子顕微鏡を用いたタンパク質複合体の構造解析をご検討中の方
結晶化ができないタンパク質複合体の構造解析をご検討中の方
クライオ電子顕微鏡のための試料作製
クライオ電子顕微鏡の操作
単粒子構造解析
クライオ電子顕微鏡マップ
詳細はこちら|
概要 前半(2月9日~10日) 海馬スライスの作製と遺伝子導入、および2光子蛍光顕微鏡や蛍光寿命イメージング法についての基本的な知識の習得を目指した実習を行います。2光子顕微鏡法は生体組織深部のイメージングに適しており、高空間分解能での蛍光観察や局所的な細胞刺激を可能にする手法です。さらに2光子顕微鏡を発展させたものとして2光子蛍光寿命イメージング顕微鏡があります。この顕微鏡を用いることによって、組織深部の細胞内の分子活性化や分子間相互作用を観察することができるため、細胞のいつ、どこで、どのような分子が働いているのかといった情報を知ることが可能になります。 後半(2月16日~17日) マウスを用いて、生きた大脳皮質の微細構造を2光子顕微鏡で観察するために必要なopen skull法の習得、神経細胞・ミクログリアの形態イメージング、覚醒下での大脳皮質カルシウムイメージング、ホログラフィック顕微鏡を用いた多細胞活動操作を供覧いたします。 |
2光子顕微鏡を用いた研究の導入を検討している方
2光子顕微鏡の活用できる研究領域を探索したい方
2光子顕微鏡を用いた生体脳の多細胞同時観察(形態・活動)技術と活動操作技術(後半の2日間)
詳細はこちら|
概要 本コースではヒトの脳波データを対象とした振動、同期等の脳のリズム現象とネットワークダイナミクスのデータ解析入門実習を行います。計算論と非線形動力学の観点に基づいた信号処理、時系列解析手法を用いて、安静時の多チャンネル脳波データを解析し、脳の振動同期ネットワークのダイナミクスを定量化、可視化します。既存の解析ツールをそのまま使うのではなく、簡単なプログラミングを行って自分の解析ツールを作り、脳波のプリプロセッシングと位相同期解析のプログラミングが自分でできるようになることを目指します。また、基本的な解析パイプラインに加えて、関連する数理、及び、脳波同期研究の神経科学的な背景を理解することも目指します。 |
脳波のデータ解析を学びたい方
脳波ネットワークダイナミクスと脳機能や病態との関連を知りたい方
脳波や生体信号のリズム現象の定量化を行いたい方
脳波位相同期ネットワーク解析
脳波時間周波数解析
脳波プリプロセッシング
脳波解析プログラミング