文字サイズ :
HOME >  研究活動 >  認知行動発達機構研究部門

研究活動

Research

認知行動発達機構研究部門

研究部門HP

研究部門メンバー

社会的認知機能の生理学的理解
注意の脳内メカニズム

 社会的認知機能の神経基盤を明らかにする、いわゆるソーシャル・ニューロサイエンスに研究者の関心が集まっています。高度に発達したヒトの“社会的なこころ”の神経メカニズムを理解するにはヒトを対象とした研究が重要ですが、同時に直接的な神経活動の計測および操作が可能な実験動物、特にヒトに近縁で類似の脳構造をもつ非ヒト霊長類動物を用いた研究も欠かせません。社会的認知機能のシステム的理解を目指して、二頭のマカクザルを同時に用い、自己と他者の認知下に互いの行動情報を処理する社会的認知タスクの開発をおこなうとともに、電気生理学的な手法を用いてタスク遂行中の脳活動を神経細胞レベルから大域的神経回路レベルまでの異なる粒度で解析しています。
 上記に加えて、注意の脳内メカニズムにも焦点をあてています。右脳梗塞の患者では左側の空間と身体へ注意を向けることができなくなる「半側空間無視」という現象が起こることがあります。半側空間無視の仕組みを明らかにするため、右脳損傷のサルを用いて行動実験と脳機能イメージングをおこなっています。また、マーモセットの眼球運動を計測することによって、注意を誘引する視覚サリエンスの脳内メカニズムの解明も進めています。

isoda2019_jpn.png

社会的認知機能の神経メカニズム解明を目指した複数脳領域からの神経活動多点同時計測
 

代表的な論文情報

*Noritake A et al. (2018) Nat Neurosci 21: 1452-1462.
*Yoshida M et al. (2017) Front Syst Neurosci 11:5.
*Yoshida K et al. (2016) Sci Adv 2: e1600558
*Yoshida M et al. (2015) Sci Rep 5:10755.
*Yoshida K et al. (2012) Nat Neurosci 15: 1307-1312.
*Yoshida K et al. (2011) Curr Biol 21: 249-253.
セミナー情報、スケジュール

生理学研究所でのセミナーの最新情報などをご案内しています