日 時 | 2015年08月10日(月) 14:00 より 15:00 まで |
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講演者 | 赤尾幸博 教授 |
講演者所属 | 岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科 創薬科学専攻 |
場 所 | 山手地区 3号館2階西 共通セミナー室 |
お問い合わせ先 |
西田基宏 自然科学研究機構岡崎統合バイオサイエンスセンター(生理学研究所) 心循環シグナル研究部門・教授 〒444-8787 愛知県岡崎市明大寺町東山5-1 TEL&FAX: 0564-59-5560 |
要旨 |
① 現在、癌に対して様々な分子標的治療薬が臨床で使用されているが、単一の分子を標的とする治療はその標的がdriver mutantであっても必然的に代償性機構(point mutationも含む)を促進させ、耐性を誘導する。そこで我々は、がんの代謝という、がんの生存機構全体を標的とすることで治療効果の増強と特異性を可能にできないかと考えている。我々はマイクロRNAの研究からがん代謝機構(ワーバーグ効果)を調節する重要なmicroRNAs及び標的分子PTB1を同定した。その機構について解説する。 |