「一般共同研究」と「計画共同研究」は，所外の大学及び研究機関の常勤研究者が，所内の教授または准教授と共同して行なう研究であり，従来は合計30～40件が採択されていましたが，共同利用研究の活性化，また，連続ブロック表面走査型電子顕微鏡（SBF-SEM）を使用する計画共同研究の件数の増加に伴い、2016年度は合計で98件が行われました。
2017年度に採択されました研究課題は以下の通りです。
| No. | 研究課題名 | 氏 名 |
|---|---|---|
| 1 | 新規構造を有したイソギンチャク由来ペプチド性神経毒の作用機構に関する研究 |
本間 智寛 (東海大学・短期大学部) |
| 2 | 陸上進出に伴う環境変化と動物のもつ体制感覚受容の仕組み |
齊藤 修 (長浜バイオ大学・バイオサイエンス学部) |
| 3 | 新規レクチン複合体を用いたマウス脳における生理活性糖鎖の探索 |
西河 淳 (東京農工大学・大学院農学研究院) |
| 4 | 脳・神経系発生分化過程において時空間特異的な発現をする糖鎖の構造と機能の解析と医療への応用 |
等 誠司 (滋賀医科大学・医学部) |
| 5 | グリア細胞の発生機構の解析とその代謝基盤を支える分子機構の変化の解析 |
後藤 仁志 (京都府立医科大学・大学院医学研究科) |
| 6 | 軟骨魚類の温度受容体TRPファミリーの機能解析 |
勝 義直 (北海道大学・大学院理学研究院) |
| 7 | 皮膚表皮バリア形成における生理学的解析 |
松井 毅 (理化学研究所・統合生命医科学研究センター) |
| 8 | TRPV1が脳の炎症・発熱経路に果たす役割 |
宮田 清司 (京都工芸繊維大学・大学院応用生物学系) |
| 9 | 温度生物学を用いた中枢神経損傷に対する脳保護作用の分子的解明 |
鈴木 倫保 (山口大学・大学院医学系研究科) |
| 10 | 筋組織におけるイオウ呼吸の生理的意義の解明 |
赤池 孝章 (東北大学・大学院医学系研究科) |
| 11 | 真核生物におけるRNA分解制御機構の解明 |
細田 直 (名古屋市立大学・大学院薬学研究科) |
| 12 | 前頭皮質の領野間投射回路解析 |
植田 禎史 (東京女子医科大学・医学部) |
| 13 | ドーパミンが規定する細胞膜興奮性制御の分子基盤解明 |
貝淵 弘三 (名古屋大学・大学院医学系研究科) |
| 14 | 皮質興奮性神経細胞サブタイプと分化時期の関係解析 |
榊原 明 (中部大学・生命健康科学部) |
| 15 | AMPA型グルタミン酸受容体のシナプス内発現様式のシナプス可塑性における意義の解析 |
深澤 有吾 (福井大学・医学部) |
| 16 | 神経細胞の形態形成異常が与える神経回路形成異常 |
下郡 智美 (理化学研究所・脳科学総合研究センター) |
| 17 | 視線制御に関与するニューロン・神経回路特性 |
斎藤 康彦 (奈良県立医科大学・医学部) |
| 18 | 自由行動下動物の脳機能計測に向けた埋植型デバイスによるイメージングシステムの開発 |
太田 淳 (奈良先端科学技術大学院大学・物質創成科学研究科) |
| 19 | 抑制性神経細胞におけるCTCFおよびPcdhγの機能解析 |
平山 晃斉 (大阪大学・大学院生命機能研究科) |
| 20 | 顔を手がかりとした他社の情動理解における上丘の役割の解明 |
高橋 真有 (東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科) |
| 21 | 自己と他者の報酬情報処理における脚橋被蓋核ニューロンの役割の解明 |
小林 康 (大阪大学・大学院生命機能研究科) |
| 22 | グリピカン（GPC)５の細胞内機能解析 |
赤木 謙一 (医薬基盤・健康・栄養研究所・共用機器実験室) |
| 23 | 弁別学習の遂行における大脳基底核直接路・間接路のニューロン活動 |
小林 和人 (福島県立医科大学・医学部) |
| 24 | 辺縁皮質刺激に対する大脳基底核ニューロンの病態生理 |
佐藤 澄人 (北里大学・医学部) |
| 25 | ジストニア様症状を示す遺伝子改変マウスの病態解析 |
竹林 浩秀 (新潟大学・大学院医歯学総合研究科) |
| 26 | ウイルスベクターを用いた味細胞遺伝子導入法による味覚受容機構の解析 |
樽野 陽幸 (京都府立医科大学・医学部) |
| 27 | 霊長類大脳ネットワークの構築様式の解明 |
高田 昌彦 (京都大学・霊長類研究所) |
| 28 | 視床ニューロンから皮質錐体細胞へのシナプス結合特性の解析 |
倉本 恵梨子 (鹿児島大学・大学院医歯学総合研究科) |
| 29 | 睡眠調節におけるグリア細胞の役割：星状細胞突起のシナプスでの構造的可塑性の分析 |
仙波 和惠 (Dalhousie University) |
| 30 | マウスノロウイルスの高分解能構造解析 |
片山 和彦 (北里大学・大学院感染制御科学府) |
| 31 | 原核細胞内に存在するユニークなチューブ構造の解析 |
州崎 敏伸 (神戸大学・大学院理学研究科) |
| 32 | 新規蚊媒介性ウイルスの三次元構造解析 |
岡本 健太 (ウプサラ大学) |
| 33 | Using Zernike phase plate cryo-EM(ZEM) to facilitate the study of structurally heterogeneous macromolecules |
CHANG, Wei-hau (Academia Sinica・Institute of Chemistry) |
| 34 | 臓器欠損ラット胚盤胞へ注入したウシICM細胞の臓器再生能力 |
保地 眞一 (信州大学・繊維学部) |
