「一般共同研究」と「計画共同研究」は,所外の大学及び研究機関の常勤研究者が,所内の教授または准教授と共同して行なう研究であり,従来は合計30~40件が採択されていましたが,共同利用研究の活性化,また,連続ブロック表面走査型電子顕微鏡(SBF-SEM)を使用する計画共同研究の件数の増加に伴い、2017年度は合計で98件が行なわれました。
2018年度に採択されました研究課題は以下の通りです。
No. | 研究課題名 | 氏 名 |
---|---|---|
1 | 新規構造を有したイソギンチャク由来ペプチド性神経毒の作用機構に関する研究 |
本間 智寛 (東海大学・短期大学部) |
2 | 陸上進出に伴う環境変化と動物のもつ体制感覚受容の仕組み |
齊藤 修 (長浜バイオ大学・バイオサイエンス学部) |
3 | Caチャネルのカルモジュリンによる調節機構 |
亀山 正樹 (鹿児島大学・大学院医歯学総合研究科) |
4 | 原発性アルドステロン症における腎機能障害機序の解明 |
笹野 公伸 (東北大学・大学院医学系研究科) |
5 | バリア蛋白質によるNa輸送調節機構の解明 |
石塚 典子 (静岡県立大学・食品栄養科学部) |
6 | タイトジャンクション形成と負荷張力との関係の形態学的解析 |
米村 重信 (徳島大学・大学院医歯薬学研究部) |
7 | 細胞境界の湾曲構造形成のメカニズムの解明 |
三浦 岳 (九州大学・大学院医学研究院) |
8 | 軟骨魚類の温度受容体TRPファミリーの機能解析 |
勝 義直 (北海道大学・大学院理学研究院) |
9 | 皮膚表皮バリア形成における生理学的解析 |
松井 毅 (理化学研究所・統合生命医科学研究センター) |
10 | 脳の冷温度感受性TRP8チャネルによる体温調節機構 |
宮田 清司 (京都工芸繊維大学・大学院工芸科学研究科) |
11 | 温度生物学を用いた難治性てんかんへの新規治療法の確立 |
鈴木 倫保 (山口大学・大学院医学系研究科) |
12 | TRPV4の味細胞における温度感受性への関与 |
二ノ宮 裕三 (九州大学・味覚・嗅覚センサ研究開発センター) |
13 | 筋組織におけるイオウ呼吸の生理的意義の解明 |
赤池 孝章 (東北大学・大学院医学系研究科) |
14 | 真核生物におけるRNA分解制御機構の解明 |
細田 直 (名古屋市立大学・大学院薬学研究科) |
15 | マウス心筋前駆細胞 ACMsの起源および生理的意義の解明 |
尾松 万里子 (滋賀医科大学・医学部) |
16 | ドキソルビシン心筋症に対するアルブミン・チオレドキシン融合体の有用性評価 |
渡邊 博志 (熊本大学・薬学部) |
17 | 皮質興奮性神経細胞サブタイプと分化時期の関係解析 |
畠中 由美子 (中部大学・生命健康科学部) |
18 | AMPA型グルタミン酸受容体のシナプス内発現様式のシナプス可塑性における意義の解析 |
深澤 有吾 (福井大学・学術研究院医学系部門) |
19 | 海馬抑制性神経細胞の入力コネクトーム解析 |
宮下 俊雄 (帝京大学・医学部) |
20 | 視線制御に関与するニューロン・神経回路特性 |
齋藤 康彦 (奈良県立医科大学・医学部) |
21 | 細胞系譜依存的シナプス形成におけるNMDA受容体の役割を解明する。 |
足澤 悦子 (大阪大学・大学院生命機能研究科) |
22 | 大脳皮質視覚野における反応選択性を担う分子機構 |
山本 亘彦 (大阪大学・大学院生命機能研究科) |
23 | 顔を手がかりとした他者の情動理解における上丘の役割の解明 |
高橋 真有 (東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科) |
24 | ヒト・サル間トランスレータブルタスクの開発と応用 |
宮崎 美智子 (大妻女子大学・社会情報学部) |
25 | We-mode の神経基盤の解明 |
関 和彦 (国立精神・神経医療研究センター・神経研究所) |
26 | グリピカン(GPC)5の細胞内機能解析 |
赤木 謙一 (医薬基盤・健康・栄養研究所・共用機器実験室) |
27 | ジストニアパーキンソニズム等神経疾患病態モデルマウスを用いた神経機能の解析 |
池田 啓子 (国際医療福祉大学・医学部) |
28 | 辺縁皮質刺激に応答する大脳基底核ニューロンの病態生理 |
佐藤 澄人 (北里大学・医学部) |
29 | 不随意運動発生のメカニズムの解析 |
竹林 浩秀 (新潟大学・大学院医歯学総合研究科) |
30 | 神経麻痺性角膜症に対するTRPチャネルを標的とした治療 |
岡田 由香 (和歌山県立医科大学・医学部) |
31 | チック症の病態メカニズム解析 |
橘 吉寿 (神戸大学・大学院医学研究科) |
32 | 前頭皮質6層錐体細胞の局所回路における標的選択性 |
苅部 冬紀 (同志社大学・研究開発推進機構) |
33 | 睡眠調節におけるグリア細胞の役割:星状細胞突起のシナプスでの構造的可塑性の分析 |
仙波 和惠 (Dalhousie University) |
34 | ノロウイルスの高分解能構造解析 |
片山 和彦 (北里大学・大学院感染制御科学府) |
35 | クライオ電子顕微鏡によるウルトラファインバブル細胞内取り込み機構の解明 |
矢倉 富子 (愛知医科大学・医学部) |
36 | 真核生物繊毛構築機構の構造基盤解明 |
今井 洋 (大阪大学・大学院理学研究科) |
37 | 新規蚊媒介性ウイルスの三次元構造解析 |
岡本 健太 (ウプサラ大学) |
38 | Using Zernike phase plate cryo-EM(ZEM) to facilitate the study of RNA polymerase Ⅲ complexes and telomerase |
CHANG, Wei-hau (Academia Sinica・Institute of Chemistry) |
39 | 臓器欠損ラット胚盤胞へ注入したウシICM細胞の臓器再生能力 |
保地 眞一 (信州大学・繊維学部) |
40 | ドーパミンが規定する細胞膜興奮性制御の分子基盤解明 |
貝淵 弘三 (名古屋大学・大学院医学系研究科) |
41 | 新生児黄疸モデルマウスの脳神経の発達についての研究 |
丸尾 良浩 (滋賀医科大学・医学部) |