Joint Researches

共同利用研究

計画共同研究 2020年度

2020年度計画共同研究実施内容

 計画共同研究は,研究者の要請に基づいて生理学研究所が自らテーマを設定します。2007年度までは,「遺伝子操作モデル動物の生理学的,神経科学的研究」と「バイオ分子センサーと生理機能」の二つが行われました。2008年度からは,「多光子励起法を用いた細胞機能・形態の可視化解析」と「位相差低温電子顕微鏡の医学・生物学応用(2011年度から「先端電子顕微鏡の医学・生物応用」に改題)」が,2009年度からは「マウス・ラットの行動様式解析」が開始されました。また,2011年度から「マウス・ラットの行動代謝解析」が,2012年度から「霊長類への遺伝子導入実験」,「機能生命科学における揺らぎの研究」及び「脳情報の階層的研究」が開始されました。さらに,2013年度から「ウイルスベクターを用いた神経系への遺伝子導入」が、2016年度から「生体超分子複合体の精製と質量分析法による同定」が、2017年度から「膜機能タンパク質ダイナミクスの解析」が、新設されました。いずれも現在最も高い関心が寄せられている領域であると同時に,生理学研究所が日本における研究の最先端を走っている分野でもあり,多くの共同研究の申請を期待しています。一方、自然科学研究機構のプロジェクトの終了に伴い「機能生命科学における揺らぎの研究」及び「脳情報の階層的研究」は、2015年度にて終了いたしました。「マウス・ラットの行動様式解析室」については行動様式解析室の閉鎖予定に伴い、2016年度は、新規申請の採択は行わず既採択分の継続のみ実施して終了いたしました

2012年度に、長期に渡り継続される申請課題に関して教授会および運営会議で話し合われた結果,以下のことが決定されました。

  1. 申請計画は5年以内に終結する計画とし,明確な目的と実験計画を求める。ただし,5年間の進捗状況によりさらなる延長は可能である。
  2. 申請課題名は具体的なものとし,包括的なテーマでは採択しない。
  3. また,部門ごとに受け入れ件数を限る。一般共同研究:各研究部門・研究施設ごとに原則5件以内とすることが望ましい。計画共同研究:担当課題ごとに原則5件以内とすることが望ましい。

◇ 計画共同研究の詳細は,次の通りです。

「遺伝子操作モデル動物の生理学的,神経科学的研究」

 遺伝子操作モデル動物は個体レベルでの遺伝子機能解析に非常に有効な実験材料として,広く生命科学分野において利用されています。モデル動物作製のための発生工学技術の発展は近年とくに目覚ましく,切断したい標的塩基配列を含むguide RNA (crRNA: tracrRNA) とCas9タンパク質を受精卵やES細胞に導入することでゲノム上の任意の配列を比較的容易に切断できる新ゲノム編集技術 (CRISPR/Cas9システム) が注目されています。行動・代謝分子解析センター 遺伝子改変動物作製室では常にCRISPR/Cas9システムのような最新の技術導入に挑戦し,内在遺伝子を改変したマウスおよびラット個体を同システムにより提供できる体制の整備を成し遂げました。生理学・脳科学と発生工学の両方に精通している当室スタッフは,遺伝子操作モデル動物の作製技術を全国の研究者に提供することを通し,当該研究分野の発展に大きく貢献してきました。計画共同利用研究ではラットとマウスの両方において,トランスジェニック (Tg) 動物やノックアウト/ノックイン (KO/KI) 動物の作製という形でモデル動物の開発を支援しています。2018年度は研究所外9件の要請に応え,計18系統の遺伝子改変マウス・ラットを作製し,共同研究先へと提供しました。今後も新しいゲノム編集技術によるKO/KI動物の作製にも取り組み,その技術を広く提供できるよう努めていきます。

「マウス・ラットの代謝生理機能解析」

 代謝生理解析室は,2010年に発足,2011年より計画共同研究「マウス・ラットの代謝生理機能解析」を開始しました。同室では,生理研内外の研究者が作成,保有する遺伝子改変動物を用いて以下の項目を測定しています。

1)運動系を中心とした覚醒下での単一ニューロン活動などの神経活動の計測。
2) フラビン及びヘモグロビン由来の内因性シグナルを利用した脳領域活動と膜電位感受性色素を用いた回路活動のイメージング。
3)自由行動下における摂食,エネルギー消費の計測。
4)自由行動下における体温,脈拍数,血圧の計測。
5)麻酔マウスを用いた臓器形態-機能連関(肝・腎・血管)、4次元心機能変化,微小循環血流量(脳・臍帯)の非侵襲的超音波イメージング。
6) 円形温度グラジエント装置によるマウス温度嗜好性解析。

2019年度は外部機関と7件の共同研究を実施しました。2020年度は11件実施予定です。

「先端電子顕微鏡の医学・生物学応用」

 本計画共同研究では,低温位相差電子顕微鏡(位相差電顕)と連続ブロック表面走査型電子顕微鏡(SBF-SEM)を初めとする当研究所が誇る最先端の電子顕微鏡技術を,医学,生物学のフィールドで有効に活用してもらうために実施します。位相差電顕は,生理学研究所で独自に開発されたもので,無染色の生物試料について,生(なま)に近い状態の構造を高コントラストで1 nm以下の分解能で観察できる性能を持ちます。主な観察対象は,急速凍結された無染色の蛋白質粒子,ウィルス,バクテリア,培養細胞,凍結組織切片などです。また,SBF-SEMは,樹脂に包埋された組織をダイヤモンドナイフで薄く削り,その表面に現れる構造を走査型電子顕微鏡(SEM)により連続的に記録して,試料の三次元構造を再構築する装置です。この方法は脳のように細胞が複雑に入り組んだ組織の三次元形態解析に有効です。数十nmの厚みで数千枚以上の画像を自動で取得することで,一辺が数百μmを越える三次元領域の構造を一度に可視化することができます。2019年度は20件の計画共同研究が行なわれ、2020年度は20件が予定されています 。

「多光子励起法を用いた細胞機能・形態の可視化解析」

 2光子励起蛍光顕微鏡システムは,非侵襲性で組織深部の微細構造を組織や細胞が生きた状態で観察することができる光学顕微鏡です。近年,光学メーカー各社が2光子システムを販売したことにより,国内外で急速に導入が進んでいます。しかしながら,2光子顕微鏡システムを使いこなすためには,顕微システムだけでなく特殊な試料措置や経験が必要なケースがほとんどです。このような事情から,顕微鏡システムだけでなく,試料準備やプローブ選択を含めた高度な技術提供ができる生理研が,共同利用可能な機関としては国内随一となっています。現在,3台の2光子励起顕微鏡(in vivoおよび組織切片実験用)と2台の2光子蛍光寿命イメージング顕微鏡(FRETイメージングによりタンパク質間結合や分子活性化イメージングが可能)が安定的に稼動しています。その性能は世界でトップクラスであり,レーザー光学系の独自の改良により,生体脳において約1ミリメートルの深部構造を1マイクロメートル以下の高解像度で観察できることのみならず,分子間の相互作用や活性化をイメージングすることも可能となっており、多彩な光学顕微鏡イメージングの共同研究への供与に取り組んでいます。
また,これまでに,生体内Ca2+イメージング技術の確立および同一個体・同一微細構造の長期間繰り返し観察の技術の確立に成功しており,これらを利用し,脳,血管,骨組織における生体分子や細胞の可視化について共同研究を実施しています。その他,生体恒常性発達研究部門及び多光子顕微鏡室が研究室単位での共同研究を受け入れています。2019年度は4件の計画共同研究を行ないました。2020年度は2件を予定しています。また,多光子励起顕微鏡システムの購入・自作の相談,および共同研究の可能性についての詳細な相談を多数行ないました。
 

「ウイルスベクターの作製・供与、および霊長類への遺伝子導入
実験」

 ウイルスベクターを用いて霊長類の脳に遺伝子を導入し,機能分子の発現を制御したり神経活動を変化させたりする技術はこれまで困難とされてきましたが,今や有望な技術として注目されるようになってきました。しかしこのような研究を遂行するには,ベクターの開発,ベクター注入のための実験室など,多くの技術,設備を要します。これらの技術,設備を共同利用に供することにより,高次脳機能やその病態の解明を目指せるよう,2012年度から計画共同研究「霊長類への遺伝子導入実験」を開始しました。2013年度には5件,2014年度には5件の計画共同研究を行ないました。
この実験の中心的な鍵を握るのは、ウイルスベクターの作成と使用です。また、げっ歯類等、霊長類以外への適用も求められます。そのため、2013年度から、計画共同研究「ウイルスベクターを用いた神経系への遺伝子導入」を開始しました。生理研ウイルスベクター開発室では,各種血清型のアデノ随伴ウイルスベクター,従来型のレンチウイルスベクター,神経路特異的な機能操作を可能にする高頻度逆行性レンチウイルスベクターなどを提供するとともに、より有用な新規ウイルスベクターの開発にも取り組んでいます。2014年度までに,生理学研究所内外の研究室に延べ数で 100 件を超えるウイルスベクターの提供を行いました。2013年度は2件,2014年度は4件の計画共同研究を行ないました。
2015年度からは、ふたつの計画共同研究を統合して「ウイルスベクターの作製・供与、および霊長類への遺伝子導入実験」として募集を行い、総計14件を実施しました。
これまでの成果としては、以下が挙げられます。1)マカクサル脊髄損傷後の機能回復にともなう代償的運動出力経路の解明では,ウイルスベクターによる経路選択的操作が中心的な役割を果たしました。2)ウイルスベクターを利用することによって、ラットの前頭皮質5層における興奮性細胞と抑制性細胞からなる神経回路の特性が明らかになりました。3)ウイルスベクターを利用して、脂肪と炭水化物の食べ分けを決める神経細胞がマウスで同定されました。
現在は管理上の簡便さから、P1Aで扱えるAAVベクターを中心に用いています。2018 年度には4 件の計画共同研究が採択され、マカクサル、マーモセットを用い、主に運動皮質•脊髄の機能について光遺伝学的解析を行っています。2019年度には16件を行い、2020年度は18件が予定されています。

「生体超分子複合体の精製と質量分析法による同定」

 生体内でのタンパク質の機能を理解するためには、生体内での超分子複合体の構成タンパク質を正確に同定することが必要不可欠です。そのために、組織や細胞からタンパク質複合体を、特異性を重視して精製し、質量分析装置により構成タンパク質の同定や、自己免疫性疾患の自己抗体の標的抗原の同定を行う研究手法に対するニーズが高まっています。そのニーズに応えるために、新たに本計画研究を立ち上げ公募を開始し、2018, 2019年は各1件実施しました。2020年度も、1件を予定しています。

「膜機能タンパク質ダイナミクスの解析」

    イオンチャネル・受容体等の膜機能タンパク質は、精緻にデザインされた分子であるとともに、状況に依存した構造と機能の動的変化をきたします。この動的側面を対象として、in vitro発現系を用いた電気生理学及び光生理学の手法による実験および解析を行うために本計画共同研究を行っています。2018年度は6件、2019年度は6件を実施し、2020年度は、3件を予定しています。

2020年度採択課題一覧

(1)  遺伝子操作モデル動物の作製と生理学的・神経科学的解析
(2)  マウス・ラットの代謝生理機能解析
(3)  先端電子顕微鏡の医学・生物学応用
(4)  多光子励起法を用いた細胞機能・形態の可視化解析
(5)  ウィルスベクターの作製・供与、および霊長類への遺伝子導入実験
(6)  生体超分子複合体の精製と質量分析法による同定
(7)  膜機能タンパク質ダイナミクスの解析
 

No. 研究課題名 氏 名 計画区分
1 電位依存性カルシウムチャネルalpha2deltaサブユニットの局在とシナプス形成における役割 重本 隆一
(IST Austria・Molecular Neuroscience)
(1)
2 脳の左右を決定する新規遺伝子変異 重本 隆一
(IST Austria・Molecular Neuroscience)
(1)
3 新規TRPチャネル病の発症メカニズム解明 鈴木 喜郎
(岩手医科大学・生理学講座統合生理学分野)
(1)
4 小脳をモデルとした抑制性ニューロンの「数」制御メカニズム 金子 涼輔
(群馬大学・大学院医学系研究科)
(1)
5 摂食と生殖を制御するエネルギーセンサー細胞とその神経経路の同定 松田 二子
(東京大学・大学院農学生命科学研究科)
(1)
6 生理学的アプローチによるクラスター型プロトカドヘリン(Pcdh)の視覚神経回路形成の機能解明 大木 研一
(東京大学・大学院医学系研究科)
(1)
7 神経傷害に対するPACAPの神経細胞死抑制機構の解析 平林 敬浩
(星薬科大学・先端生命科学研究所)
(1)
8 L-ドーパ受容体GPR143の中枢神経系における局在の解析 笠原 由佳
(横浜市立大学・医学部)
(1)
9 脳の構造形成、機能化に関わる遺伝子の解析 平山 晃斉
(徳島大学・大学院医歯薬学研究部)
(1)
10  RNA顆粒の動的性質と学習・記憶との関連の解析 椎名 伸之
(基礎生物学研究所・神経細胞生物学研究室)
(1)
11 哺乳類の生殖機能を制御する脳内メカニズム解明のための遺伝子改変モデルの作製 束村 博子
(名古屋大学・大学院生命農学研究科)
(1)
12 神経幹細胞の未分化性維持に関わる遺伝子の機能解析 等 誠司
(滋賀医科大学・医学部)
(1)
13 機能的な神経回路形成における神経細胞の個性化の役割 八木 健
(大阪大学・大学院生命機能研究科)
(1)
14 ドーパミン受容体及びNMDA受容体改変マウスを用いた運動制御と記憶学習機能の解析 笹岡 俊邦
(新潟大学・脳研究所)
(2)
15 シナプス伝達修飾機構から見た大脳基底核の直接路および間接路の機能 籾山 俊彦(東京慈恵会医科大学・医学部薬理学講座) (2)
16 セピアプテリン還元酵素遺伝子改変マウスを用いたジストニア・パーキンソニズム発症機構の解析 一瀬 宏
(東京工業大学・生命理工学院)
(2)
17 成熟マウス淡蒼球におけるグリア型GABAトランスポーターの機能解析 和中 明生
(奈良県立医科大学・解剖学第二講座)
(2)
18 摂食調節ペプチドによるエネルギー代謝調節機構の解明 塩田 清二
(星薬科大学・先端生命科学研究所)
(2)
19 GLP-1の<求心性迷走神経→視床下部→遠心性交感神経>軸を介した代謝調節機構の解明 岩崎 有作
(京都府立大学・大学院生命環境科学研究科)
(2)
20 TRPイオンチャネルの機能変化が介在する細菌感染病態の発症メカニズムの解析 堀口 安彦
(大阪大学・微生物病研究所)
(2)
21 TRPチャネルと7回膜貫通型の温度受容体候補分子を介したデュアル温度センシングの生理学的解析 久原 篤
(甲南大学・統合ニューロバイオロジー研究所 / 理工学部 / 大学院自然科学研究科)
(2)
22 グリア細胞に発現する温度感受性分子の探索と機能解析 森松 博史
(岡山大学・大学院医歯薬学総合研究科)
(2)
23 温度感受性TRPチャネルの細胞応答と調節メカニズムの解明 太田 利男
(鳥取大学・農・獣医薬理)
(2)
24 プリン作動性受容体P2Y6Rを標的とした慢性炎症の新規治療法の開発 西山 和宏
(九州大学・薬学研究院)
(2)
25 ショウジョウバエの腸における新規細胞AnCellの電子顕微鏡による解析 Sa Kan Yoo
(理化学研究所・生命機能科学研究センター)
(3)
26 成体脳内における新生ニューロンの高速移動を制御する超微細構造の解析 澤本 和延
(名古屋市立大学・大学院医学研究科)
(3)
27 ショウジョウバエ上皮の細胞間接着およびアクチン細胞骨格の電子顕微鏡観察 杉村 薫
(京都大学・高等研究院物質ー細胞統合システム拠点)
(3)
28 社会ストレスによる脳組織の超微細な細胞生物学的変化とその機序・役割の解明 永井 裕崇
(神戸大学・大学院医学研究科)
(3)
29 Serial Block-Face 走査型電子顕微鏡を用いた腸管粘膜固有層内の細胞の三次元超微形態学的解析 万谷 洋平
(神戸大学・農学研究科)
(3)
30 ヒト副腎皮質疾患におけるmitophagyおよび細胞内小器官の超微形態学的変化に関する検討 山崎 有人
(東北大学・大学病院)
(3)
31 生後環境による神経細胞の超微細構造の変化を深層学習で効率的に解析する 篠原 良章
(自治医科大学・組織学)
(3)
32 原索動物神経回路の三次元超微細形態学的解析 岩﨑 広英
(群馬大学・大学院医学系研究科)
(3)
33 大脳皮質ニューロンの微細構造の解析 平林  祐介
(東京大学・工学系研究科)
(3)
34 家族性中枢性尿崩症のバソプレシンニューロンにおける小胞体内凝集体形成機序の解明 宮田 崇
(名古屋大学・医学部附属病院糖尿病・内分泌内科)
(3)
35 神経幹細胞からニューロン、グリア細胞への分化過程の形態学的解析 後藤 仁志
(京都府立医科大学・神経発生生物学)
(3)
36 精子完成における細胞内小器官の動態と酸化ストレスによる影響の解明 若山 友彦
(熊本大学・大学院生命科学研究部)
(3)
37 Using Zernike phase plate cryo-EM (ZEM) to study topoisomerases 章 為皓
(Academia Sinica・Institute of Chemistry)
(3)
38 バクテリアDNA凝集構造の位相差電子顕微鏡による観察 金子 康子
(埼玉大学・教育学部)
(3)
39 巨大ウイルスのウイルス工場形成過程の三次元構造解析 武村 政春
(東京理科大学・理学部第一部教養学科)
(3)
40 先端電子顕微鏡による海底微生物の細胞構造解析 井町 寛之
(海洋研究開発機構・超先鋭研究開発部門)
(3)
41 インフルエンザウイルスRNAポリメラーゼと阻害抗体複合体のクライオ電子顕微鏡単粒子解析 朴 三用
(横浜市立大学・大学院生命医科学研究科)
(3)
42 緑藻クラミドモナスの光化学系II超分子複合体の構造解析 皆川 純
(基礎生物学研究所・環境光生物学研究部門)
(3)
43 植物寄生性線虫の感染部位の微細構造解析 古賀 博則
(石川県立大学・生物資源環境学部)
(3)
44 低温超高圧電子顕微鏡法を用いたCD38のin situ膜局在の解明 坂本 浩隆
(岡山大学・大学院自然科学研究科)
(3)
45 Major vault protein により構成される原生生物のオルガネラ kinetocyst
の分子構築
洲崎 敏伸
(神戸大学・大学院理学研究科)
(3)
46 ドレブリン遺伝子改変マウスにおける多光子励起レーザー顕微鏡を用いたシナプスの長期in vivoイメージング解析 花村 健次
(群馬大学・大学院医学系研究科)
(4)
47 多光子顕微鏡を用いた嗅球ニューロンのターンオーバーを制御するグリア細胞及び血管の機能解析 澤本 和延
(名古屋市立大学・大学院医学研究科)
(4)
48 動物モデルへの双方向性計測操作による発振現象の理解 虫明 元
(東北大学・医学系研究科)
(5)
49 海馬シナプスにおける入力側依存性左右差の形成機構 重本 隆一
(IST Austria・Molecular Neuroscience)
(5)
50 従来型解析にバイオインフォマティクスを取り入れた新規長鎖遺伝子の機能解明
 
増田 知之
(筑波大学・医学医療系)
(5)
51 広視野2光子顕微鏡によるマウス大脳皮質広域Ca2+イメージングに向けたウイルスベクター開発と導入法の確立 上森 寛元
(理化学研究所・脳神経科学研究センター)
(5)
52 認知課題実行時の神経活動動態の解明 松崎 政紀
(理化学研究所 脳神経科学研究センター・脳機能動態学連携研究チーム)
(5)
53 光計測と光刺激を用いた脳機能作動原理の研究 松崎 政紀
(東京大学・大学院医学系研究科)
(5)
54 体液恒常性を制御する神経機構の解明 松田 隆志
(東京工業大学・科学技術創成研究院)
(5)
55 大脳皮質運動野から脊髄および大脳基底核へ投射する神経経路の機能解明 西村 幸男
(東京都医学総合研究所・脳機能再建プロジェクト)
(5)
56 意欲行動における腹側海馬-腹側線条体回路の機能解明 田中 謙二
(慶應義塾大学・医学部精神神経科学教室)
(5)
57 中枢神経系におけるL-ドーパ受容体GPR143の役割に関する検討 笠原 由佳
(横浜市立大学・医学部)
(5)
58 前シナプス分子基盤による神経回路形成・維持機構の解析 萩原 明
(山梨大学・大学院総合研究部)
(5)
59 新規膜電位センサーを用いた小脳プルキンエ細胞の単純スパイクの研究 真仁田 聡
(山梨大学 ・大学院総合研究部)
(5)
60 アデノ随伴ウイルス遺伝子導入を用いた神経発生および恒常性維持の分子メカニズム解析 備前 典久
(新潟大学・大学院医歯学総合研究科)
(5)
61 ウィルスベクターを用いた集中的リハビリテーションの作用機序の検討 飛田 秀樹
(名古屋市立大学・大学院医学研究科)
(5)
62 神経路特異的標識を用いた視床下部外側野に投射するマウス嗅皮質亜領域の機能と神経接続の解析 村田 航志
(福井大学・学術研究院医学系部門)
(5)
63 報酬学習の神経回路機構解明に資する技術開発 小川 正晃
(京都大学・医学研究科)
(5)
64 ウイルスベクターを用いた経路選択的遺伝子操作による霊長類神経回路の機能解析 伊佐 正
(京都大学・大学院医学研究科)
(5)
65 皮質・基底核・視床回路を解析する研究 藤山 文乃
(同志社大学・大学院脳科学研究科)
(5)
66 自己免疫性脳炎における自己抗体の標的蛋白質の同定 木村 暁夫
(岐阜大学・大学院医学系研究科)
(6)
67 動物の光受容タンパク質オプシンのダイナミックな機能変換メカニズムの解析 塚本 寿夫
(分子科学研究所・生体分子情報研究部門)
(7)
68 多様な生物種を比較することによるイオンチャネルと受容体の機能解析 岡村 康司
(大阪大学・大学院医学系研究科)
(7)
69 CaチャネルのCa依存性調節(増強と不活性化)の分子機構 亀山 正樹
(鹿児島大学・医歯学総合研究科)
(7)
 

過去の採択一覧・成果