ご挨拶

2012年8月U   伊佐 正 

                                     ~夏休み~

ここ数年、本当に消耗したので、今年は少し夏休みをきちんと取って身体を動かしたり気分転換をすることにした。特に大学でワンゲルに入っていた息子が今年の4月に就職して工場研修で実家に比較的近い静岡に来ているので、一緒に山に行くことにした。
7月28−29日は妻と息子と3人で上高地の大正池から入って焼岳登山。体力低下は否めなく、登りで少しばてたけれど無事登頂。やはり2500メートル近くになると頂上は涼しくて気持ちが良い。
          
           (焼岳; 頂上は標高2455m)

8月5−8日は大学生の娘と中国桂林へ。漓江下りは水墨画の世界。中国南部は少数民族も多い。中国は日本の10倍の人口を抱えている分、国をまとめていく大変さも10倍以上。長年、島国でうまいことやってきた日本に対して複雑な気分もあるのだろうか。
          
           (桂林:漓江下りの船たち)

8月10−11日は、神戸。今年米寿を迎えた父は神戸大学に勤めていたのだが、現役時代、父を囲むサークルで、学生とキャンプやら洞窟探検など随分楽しいことを沢山やっていたらしく、その頃の学生さんたちが今でも毎年お盆の頃に神戸の南京町のレストランで父を囲む会を催してくれる。認知症が進んで、今は岡崎で暮らしてもらっている父をこの会には泊りがけで連れて行く(昔のことはよく憶えている)というのが、ここ数年の私たち夫婦の恒例行事になっている。今年は学生さんたちの最年長の人たちが還暦を迎えるという節目の年で50人近くが集まるという盛会だった。アウトドアでの遊び好きは親譲りかな、とつくづく思う。

あとはもう一度くらい妻と息子とで南アルプスに登る予定。これからも「よく学び、よく遊ぶ」のペースを取り戻していきたい。




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 伊佐 正 教授 
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